クトゥルフ神話TRPG「灰になってよかった」リプレイ

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クトゥルフ神話『灰になってよかった』(作:遮光様)

 

KP:寺バースト様

PL:白石

 

テキストセッションのログを成形したものです。

自分用のためPL発言がたまに入ったり入らなかったりします。

処理や描写を省略している箇所があります。

シークレットダイスは出目が愉快だったので後から私が見返して笑う用に公開しています。

 

 

この先シナリオやエンドに関する重大なネタバレが含まれますのでご注意ください

 

 

 



 

 〇PC/KPC

 

 

f:id:stooone:20211002142435j:plain 

PC:佐伯 圭人(さえき けいと) 作画:白石

※画像タップでPC詳細設定。なお、画像の無断転載は固く禁じます。

 

STR:12|CON:11|POW:15|DEX:13|

APP:15|SIZ:13|INT:17|EDU:12|

HP:12|MP:15|SAN:75|IDE:85|

幸運:75|知識:60|DB:+1d4

 

≪技能≫

応急手当:50|隠れる:50|精神分析:21|図書館:75|
目星:75|説得:45|英語:40|オカルト:55|

コンピューター:21|心理学:75|人類学:31|法律:31

特徴表〈寄せ餌〉で40振っています

 

 

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KPC:長良 藤彦(ながら ふじひこ) 作画:寺バースト様

※許可を得て掲載しております。なお、画像の無断転載は固く禁じます。

 

≪ステータス・技能≫

スタート時非公開

 

 

 

 

 

 

 

 

KP :  八月のある日、男が一人、行方不明になった。むろん、人間の失踪は、それほど珍しいことではない。統計のうえでも、年間数百件からの失踪届が出されるという。
 しかも、発見される率は、意外にすくないのだ。ひとが消えるとさまざまの憶測が飛び交う。誘拐、殺人、秘密の男女関係、厭世自殺……しかし、そのような推理も、手がかりや死体がなければ問題にはならないのであった。
 そうして、誰にもほんとうの理由がわからないまま、七年たち、民法第三十条によって、けっきょく死亡の認定をうけることになったのである。
安部公房著『砂の女』よりいちぶ抜粋)

 

KP :    
   Call of Cthulhu 6th

       

  『灰になってよかった』

       

           作:遮光

 

〇壱


あるいは透明な散弾の中にいるようであった。傘の布地に当たった雨が弾けるたび、薄いドームの中で反響している。すっかり失せた蝉の声の代わりとでもいうようにしてひどい雨音が貴方の全身を、頭から爪先までもを、すっかり覆っていた。

すれ違うひとびとは生ぬるい空気に顔を顰め、踏んでは跳ねる雨水を煩わしげに、歩調を早める。
そうして、貴方も。貴方が雨をどう思うかは貴方次第であるが、爪先からじわりと雨水が染みてゆく感覚はどうしたって気持ちの良いものではないだろう。

 

KP : 貴方はなにかから逃れたかった。自身の過去や、そういったなにがしかから。それらはまるで影のようにして貴方を追うのだから、逃れる、なんてことはまったくもって容易ではなかったが。

KP : 目的地に向かって歩く。歩く。歩く。雨粒の乗ったスマホを見つめるひと。すれ違う。歩く。歩く。水たまりを踏み抜く。傘のせいで微妙な空間の生まれたカップル。すれ違う。歩く。傘で表情が見えないひとびと。その合間を縫って歩く。傘の海を泳ぐ。見知らぬひとあるいは見知っていても判別のつかないひとびと。すれ違おうとして、……気付く。

KP :腕を掴まれていた。

KP : 視線をやれば、やけに白い肌が見えた。陶器のように温度のなさそうな手のひらはしかし、体温でぬるまった雨を貴方にべったりとつけていて、それがやけに不快だった。

??? : 「……。」

KP : 貴方は振り払おうと、声をかけようと、あるいは誰かに助けを求めようとするかもしれない。しかし彼はあまりにも当然のように貴方の腕を引き、歩を進めてゆく。離されるとも考えていないのか、力は込められていない。気安い友人、あるいは家族がそうするようにして、彼は貴方を先導した。

KP : どうしますか?

 

佐伯 圭人 :「あ...あの...?」

佐伯 圭人 : とか細い声で声をかけるが腕を振りほどく勇気はなく、腕をひかれるままについていく

??? : 「?」

KP : 彼は貴方の声に反応して振り返るが、振りほどかれないことが分かるとまた前を向きなおす。

  

〇弐


貴方が腕を引かれるままついて行けば、彼はタクシーを呼び止めてさっさと乗り込んでしまう。たたまれた傘からは際限なく水が滴り、やや硬くなったマットにしみこんでいった。

??? : 「乗って」

佐伯 圭人 : 「えっと...ど...どこへ行くんでしょうか...?」

??? : 「俺の家」

佐伯 圭人 : 「あなたの家...?」

佐伯 圭人 : 「どうしてです...?あなたは誰なんですか?」

??? : 「ひとつめ。金銭目的じゃない。あんたお金持ってないでしょ? 家のことを手伝ってくれる同居人が欲しい。そんでもってあんたが『そういうの』に興味ありそうに見えた。違う?」

??? : 「ふたつめ。……うーん、自己紹介は家に着いてからでもいい? あんまり見られると誘拐だってバレちゃいそう」

??? : 「今はよくいるような、しがない誘拐犯ということで」

佐伯 圭人 : 「家のことを手伝ってほしくて誘拐って...全然意味が分からないです...」

佐伯 圭人 : 「なんでおれなんですか...?」

??? : 「されたそうだったから」

KP : それだけ言うと彼は貴方の腕を引き乗車させようとする。

佐伯 圭人 : 「そ...そんなこと...」

佐伯 圭人 : 恐怖を感じつつも抵抗できずゆっくりと乗り込む

KP : 貴方がタクシーに乗り込むと、窓から差し込む光の薄い車内は薄暗く、また蒸れた雨独特の匂いで満ちていた。男が無愛想な運転手とひとことふたこと交わした後、エンジン音をたててタクシーは発進する。窓の外からは目まぐるしく変わる風景が見えたが、張り付いた雨粒のせいで輪郭は曖昧に滲んでしまっていた。

車内に会話はなく、微妙な沈黙と退屈なカーラジオとで満たされている。しばらく単調で閉塞的な空間に押し込められていれば、歪んだ窓ガラス越しでも雰囲気が変わったのがわかるだろう。

霧が立ち込め、それは徐々に範囲と濃度を深くしてゆく。それに頭からのみ込まれてゆけば、どこか鬱屈とした様子の黒々とした木々がそこかしこから生えはじめ、疎らに存在していた傘もついには見えなくなった。

KP : タクシーは小さな山の麓で止められ、そうしてそこでようやく

??? : 「降りるよ」

??? : 「ほら、はやく」

KP : と声がかけられる。
従うのであれば、雨のそれとはまた違う、霧独特の細かくなめらかな水気が貴方を包んだ。運転手は代金を受け取るとタクシーとともにそそくさと濃霧の中へと消えてゆき、切れ掛けていたヘッドライトも、ついには際限のない白に包まれて見えなくなってしまった。

KP : 貴方たちがぽつんと取り残されたそこは霧のせいでか見通しが効かず、どこかぼんやりとした印象を与える。あたりに民家はなく、あぜ道とくさむらが揺れているのみだ。どこからか鈴虫とカエルの鳴き声が聞こえていた。

 

佐伯 圭人 : 「ここが...あなたのお家ですか...?」

??? : 「家どこにもないでしょ。向こう。この道の向こうにある」/

佐伯 圭人 : 「はあ...近いんですかね...?」

??? : 「まあまあ歩く。若いからいいでしょ」/

佐伯 圭人 : 「そ...そうですか...」

佐伯 圭人 : おとなしくついていきます

 

 

KP : ではここから探索ができます!

▽探索可能箇所
・周囲一帯
・看板
・あぜ道

他に見たいことやりたいことがあれば言ってください。

佐伯 圭人 : 周囲一帯見ます

KP : ◇周囲一帯
勢いはやや増し、粒の大きな雨がしたたかに傘の肌に打ち付けている。
〈ナビゲート〉〈知識1/2〉

佐伯 圭人 : CCB<=30 【知識】 (1D100<=30) > 50 > 失敗

佐伯 圭人 : 「何もないところだな...」

佐伯 圭人 : CCB<=10【ナビゲート】(1D100<=10) > 78 > 失敗

佐伯 圭人 : 看板!

 

KP : ◇看板
S村と書かれている。ほとんど民家はなく、商店も、いくらか離れた場所にかろうじて一軒あるくらいのものである。また、自身の目の前にそびえる山は村名からS山と呼ばれているらしい。
〈オカルト〉

佐伯 圭人 : CCB<=55 【オカルト】 (1D100<=55) > 61 > 失敗

KP : おしいな~!55もあるので、S山という地名を見たことがあるなと思っていいです。

佐伯 圭人 : 「なんか聞いたことある山かも...」

佐伯 圭人 : あぜ道!

KP : ◇あぜ道
雨を浴びてつやつやとしたカエルが数匹通ってゆくのが一瞬見えた。
〈アイデア〉〈目星1/2〉

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア(1D100<=85) > 86 > 失敗

KP : 目星も行こう!

佐伯 圭人 : CCB<=75/2  【目星】 (1D100<=37) > 54 > 失敗

佐伯 圭人 : あのさあ......

KP : 家に着いたら落ち着くよ 知らんけど

 

 

KP : 貴方がそうして周囲を見渡していると声がかけられる。

??? : 「わびしいとこだけど、まあ我慢して。あんまり長居してもおもしろいところじゃないから、行こう。ほら、チャキチャキ歩く」

KP : それだけ言うと彼はくるりと踵を返し、不安定な畦道を進む。依然止まない雨を吸って重たくなった泥が跳ねてズボンの裾を汚したが、気にした様子も見せない。そのままなにかに急き立てられるようにして山へと入ってしまった。

佐伯 圭人 : 「え...は...はい......自分で連れてきておいてなんなんだこの人...?」

 

〇参

鬱蒼とした木々の隙間を抜け、なかば獣道といった部分を進む。ぬかるんでいるせいもあるのか、足場はお世辞にも安定しているとは言い難い。

しかし彼は気にした様子もなく、慣れた足取りで先へ進んでゆく。傘はもはや意味を成しておらず、貴方も彼もほとんどぬれねずみの様相だ。なまあたたかく張り付く衣服が気持ち悪い。濡れた地面を踏みしめ続けていた靴もすっかりと水を吸っており、足をおろすたびにぐちゃりと嫌な音を立てる。濡れた木の濃くむせかえるような匂いが鼻にこびりつきそうであった。

 

KP : しばらく歩き続けていれば、ふと光を感じた。
そうして気が付く、光が差し込んだのではなく、拓けた場所に出ただけなのだと。整備されているのだろうか、このあたりにはほとんど木はなかった。
眩しさにも似た感覚に目を細めれば、そこには古びた日本家屋があった。どことなく煤けた印象を受けるが、なるほど、敷地だけは広大である。
母屋であろう平屋、小さな離れと控えめな大きさの池。庭は土地だけがある、と言った具合で、雑草一本も生えていないような殺風景さを見せていた。

??? : 「着いた。ここだよ。さあどうぞどうぞ。上がってって。つまんないところだけど。とりあえず、タオルかなにか持ってくる」

佐伯 圭人 : 「お邪魔します...」

??? : 「はい。どうぞ」

佐伯 圭人 : 「ありがとうございます...」

KP : 彼はがらりと玄関扉をあける。中からは微かに畳の匂いがした。彼も自宅に着いてほっとしたのか、先ほどまでのどこか焦燥にも似た表情は消えていた。

そのまま濡れた靴を乱雑に脱ぎ捨てるとぱたぱたと部屋の奥へと進んでゆき、貴方だけがぽつんと取り残される。切れ掛けの電球がじりりと鳴く音、貴方の呼吸音だけがしんとして冷たい玄関に響いていた。

KP : ▽探索可能箇所
玄関、廊下

 

佐伯 圭人 : 玄関!

KP : ◇玄関
やや暗い玄関だ。靴箱と、その上には枯れかけの花の入った花瓶が置かれている。

KP : ≪詳細探索可能箇所:靴箱≫
・靴箱
何足かの靴、靴箱、非常用であろう蝋燭とマッチが見つかる。
〈目星/アイデア

佐伯 圭人 : 「花とか生ける趣味あるんだ...」

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 48 > 成功

KP : えらすぎる!!!

佐伯 圭人 : わーい!

KP : 貴方は靴のサイズがバラバラであることに気付く。箱を覗くのであれば女性物の靴が見つかる。

佐伯 圭人 : 「なんかいろんな靴あるな...」

佐伯 圭人 : 「もしかしてたくさん攫ってきてたりするのかな...」

佐伯 圭人: 怖くなって立ち尽くすが逃げる勇気もない

佐伯 圭人 : 廊下見ます!

KP : ◇廊下
薄暗い廊下。6部屋あるとわかってよい。
(個室、彼の部屋、居間、物置、風呂場、書斎)

佐伯 圭人 : 「一人暮らし..?にしては広い家だな」

KP : 貴方がそうして待っていると、タオルを持ち、ゆったりとしたスウェットに着替えた彼が帰ってくる。

??? : 「これで拭いておいて。風呂焚いてるから先に入ってていいよ」

佐伯 圭人 : 「ありがとうございます...」

??? : 「あとで着替えとバスタオルも置いておくから。……たぶんサイズも合うでしょ。まあ知らないけど」

KP : そう語る彼の未だ濡れたままの髪からは珠のような水滴がぽたり、ぽたりと不規則なテンポで滑り落ち、グレーのスウェットの首元を濡らしていた。
渡されたタオルを受け取れば、人工的なやわらかさを持った柔軟剤の匂いがする。ようやく今までの陰鬱な香りから逃れられた心地がして、ほっと息が漏れたかもしれない。

 

佐伯 圭人 : 「誰かほかにも住んでたんですか...?」

???: 「うん? ああ、2年前くらいまではね」

佐伯 圭: 「そうなんですね...女の人ですか...?」

???: 「いや。男だけど」

佐伯 圭人 : 「そうなんですね...靴箱に女の人の靴があったのでてっきり女の人かと...」

??? : 「他にもこの家に住んでた人、いたから。借家なの。いいから入ってこれば?」

佐伯 圭人 : 「あ…はい...じゃあそうさせてもらいます...」

佐伯 圭人 : おふろはいります

 

KP : ◇風呂場
湯垢や黒カビ等が残っており生活感が垣間見えるが、至って普通の風呂場だ。洗濯機には彼のものであろう泥まみれの服がすでに入っていた。
じとりとして不愉快な衣服を脱ぎはらい、扉に手をかける。

KP : ここで<INT*4>振ってください。

佐伯 圭人 : CCB<=68 <INT*4>(1D100<=68) > 71 > 失敗

佐伯 圭人 : やば

KP : 大丈夫!
では、特に貴方は気になることがなかった。

佐伯 圭人 : 「さっさとはいっちゃお...」

KP : そう言って扉を開ければ、むっとした濃い何かが貴方の裸体を包んだ。湯気、とは明らかに違う。ましてや霧や雨であるはずもない。ねばついた、どこか不健康な蒸気が立ち込め、それがまさしく貴方の全身を覆う。得体の知れないいきものの舌のような温度でもって、それは貴方のむき出しとなった肌を余すところなく這う。腕、項、耳朶、瞼、無防備な足指の一本一本まで。

じっとりとした液体が背筋を伝う感覚があったが、それが蒸気のいちぶであるのか自身の汗であるのかの判別はつかなかった。そうして、なにかは現れたときとは対照的に、数十秒、あるいは数分とゆっくりと時間をかけ、霧散した。

あとに残るのは、気色の悪い感覚を肌でおぼえた貴方だけである。湯の焚かれたはずの風呂場であるはずなのに、今はどこか薄ら寒く思えるかもしれない。
【SANc0/1】

 

佐伯 圭人 : CCB<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 34 > 成功

KP : えらい!ちょっと変かも~くらいかな

 

KP : sRESB(14-17) (1d100<=35) > 18 > 成功

 

佐伯 圭人 : 「ん...?いまなんか変な気配したけど....気のせいかな...」

KP : 風呂からあがり、用意されていた浴衣を着る。タオルと同じ柔軟剤の香りがして、知らないその香りが、どうしても他人のものであるということを主張していた。

KP : 裸足のままぺたぺたと歩いて居間へと向かうと、気付いた彼が廊下に顔を出して声をかけてくる。

佐伯 圭人 : ぺたぺた

??? : 「ああ、あがった? こっちこっち。……さ、かけて。なんか温かいものでも準備しようか」

??? : 「緑茶でもコーヒーでもココアでも。だいたいなんでもあるよ。なにがいい?」

佐伯 圭人 : 「ありがとう...ございます...なんでもいいです...」

??? : 「じゃあ緑茶にしよっか。体冷えるとよくないし」

KP : 彼は一度席を外し、盆に飲み物と茶菓子を乗せて帰ってくるだろう。目の前にことりと置かれた揃いの湯呑み茶碗には並々と緑茶が注がれて湯気を立てている。

??? : 「はい、遠慮なくあがって。……じゃあ、遅くなったけど自己紹介から。長良藤彦(ながら ふじひこ)です。あんたを誘拐した、誘拐犯だね」

佐伯 圭人 : 「長良さん...」

長良 藤彦 : 「呼び捨てでいいけど」

佐伯 圭人 : 「い...いえ...」

佐伯 圭人 : 「俺は佐伯圭人...です...」

長良 藤彦 : 「佐伯圭人…圭人くんね」

佐伯 圭人 : 「なんで...俺なんかを誘拐したんですか....?されたそうっていうのも...意味わからないです...」

佐伯 圭人 : 「家のことを手伝ってほしいって言われても...長良さんと俺は初対面だし...」

長良 藤彦 : 「そう? でも実際来てくれたじゃん。断られたら、別にそれでよかったんだけど。来てくれたから、俺の勘も捨てたもんじゃないね」

長良 藤彦 : 「いずれ手伝いしてほしいことはあるけど……ま、慣れてからでいいよ」

佐伯 圭人 : 「俺...何にもできないですよ...役立たずです...」

長良 藤彦 : 「それは俺が決めるから。あと、手伝ってほしいこと以外にもあるよ。話し相手になってほしい」

佐伯 圭人 : 「話相手...?ならなおさら俺じゃないほうがよかったと...思います...」

佐伯 圭人 : 「俺なんて暗いし口下手だし...」

長良 藤彦 : 「ちょうどいい。あんまりうるさいと疲れるし。……もう分かってるだろうけど、この辺り何にもなくてさ。退屈なの」

佐伯 圭人 : 「退屈ならもっと町のほうに住んだりしたらいいじゃないですか...」

佐伯 圭人 : 「わざわざ誘拐なんかしなくても友達とか恋人...をつくればいい...」

長良 藤彦 : 「ここがすきなの」

KP : いいところでしょ、と語る彼は郷愁にでも駆られたのだろうか、侘しい庭の方をどこか熱っぽい、ぼんやりとした瞳で見つめていた。薄らとした照明が瞳に映りこみ、揺らいでいる。

長良 藤彦 : 「友だち……ね。じゃあ圭人くんがなってよ」

佐伯 圭人 : 「俺なんかと友達になってもつまらないだけです...」

長良 藤彦 : 「それも俺が決めることだから」

佐伯 圭人 : 「そう...ですか...」

 

長良 藤彦 : 「ん、質疑応答はこんなものかな。じゃ、俺が満足するまで誘拐されててね。部屋を案内するよ」

KP : 彼はすっと立ち上がると、この家の間取りを説明してくれる。どこも田舎の日本家屋らしくだだっ広い部屋のようだった。貴方が通されたのは長良の隣の部屋で、尋ねるのであれば彼は客間なのだと話す。中からは湿って濃くなったい草の香りが漂ってくる。

長良 藤彦 : 「あんまり手入れはしていないから汚いかもしれないけど……。部屋のものはすきにしてくれて構わないから。これから君が過ごす部屋だしね」

長良 藤彦 : 「ほかの部屋もすきに見て行って。ああ、でも離れには鍵がかかってるから入らないように」

佐伯 圭人 : 「長良さんが満足するまでってどれくらいですか...?」

長良 藤彦 : 「うーん。考えてなかった。俺はいつまでもいてほしいと思ってるけどね」

佐伯 圭人 : 「ずいぶん自分勝手な人ですね、長良さんは...」

長良 藤彦 : 「誘拐犯だし」

佐伯 圭人 : 「そうでしたね...」

長良 藤彦 : 「ネットを使うときは悪いけど居間まで行ってね。ここ、電波が最悪でさぁ……。それじゃ俺は夕飯の準備、しておくから。すきに過ごしてて」

佐伯 圭人 : 「はあ...わかりました...」

KP : そう言うと彼は廊下の方へ向かい、姿を消した。

 

 

〇壱日目・昼

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 「すきに過ごしてって言われても...やることがないなあ...」

佐伯 圭人 : 帰れるん!?

KP : 帰れるよ~

佐伯 圭人 : ガバガバ誘拐だった

佐伯 圭人 : とりあえず探索します

佐伯 圭人 : 自室!

KP : 情報欄に貼りました!自室おっけ!

 

KP : ◇貴方の部屋
広々とした8畳ほどの和室だ。書き物机、押し入れがある。
調度品はどれも古いが、埃を被っていたりする様子はなく、整然と並んでいる。

KP : ▽探索可能箇所
・書き物机
・押し入れ

 

佐伯 圭人 : 「わりときれいに掃除されてるんだな...」

佐伯 圭人 : つくえ!

KP : ・書き物机
ニスの塗られた天板は深い飴色に艶めいている。メモ帳とペンが数本置かれており、引き出しあるのもわかるだろう。

KP : ≪詳細探索箇所:引き出し≫
・引き出し
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 4 > 決定的成功/スペシャ

KP : すっご

佐伯 圭人 : けっていてきせいこうだよ

佐伯 圭人 : やったー!

KP : クリチケをあげます!振りなおしが可能

佐伯 圭人 : おけ!

 

  

KP : ずいぶんと奥まったところに紙切れが入り込んでいたようだ。開けばなかには以下のように書かれている。

 P : □紙切れ
『べつに、あわてて逃げたりする必要はないのだ。いま、彼の手のなかの往復切手には、行先も、戻る場所も、本人の自由に書き込める余白になって空いている。(空行)逃げるてだては、またその翌日にでも考えればいいことである』

KP : 聡明な貴方は、これが阿部公房の「砂の女」の一節を書き出したものだとわかっていいでしょう。 

KP : □砂の女
『海辺の砂丘に昆虫採集にやって来た男が、女が一人住む砂穴の家に閉じ込められ、様々な手段で脱出を試みる物語。砂の世界からの逃亡と失敗を繰り返していた男がやがて生活に順応し、脱出の機会が訪れても逃げない姿に、市民社会の日常性や、そこに存在する人間の生命力の本質と真相が象徴的に描き出されているとされている。(wiki引用)』

佐伯 圭人 : 「なんだこれ...小説の一説が書き出されてるけど....だれが書いたんだろ」

佐伯 圭人 : 「前に住んでた人かな?」

KP : 他に見たいものはありますか?

佐伯 圭人 : 押し入れも見ます!

KP : ・押し入れ
ごく一般的な押し入れだ。開けば来客用であろう、若干くたびれた布団が二組入っている。
〈聞き耳〉

佐伯 圭人 : CCB<=25 【聞き耳】 (1D100<=25) > 27 > 失敗

KP : おしいな~!?

佐伯 圭人 : おしい

KP : では、布団敷かなきゃな~と思います。

佐伯 圭人 : 「布団...しいとくか...」

佐伯 圭人 : 布団を敷きました

KP : いい子

 

 KP : 貴方が案内された部屋を粗方見終わったところで、彼が部屋にやってくる。

長良 藤彦 : 「夕飯できたよ。食べにおいで」

佐伯 圭人 : 「は...はい...」

KP : 貴方が居間にやって来ると、シチューとライスが用意されていた。あたたかな湯気をあげる身近なメニューに、貴方は空腹を自覚するかもしれない。

長良 藤彦 : 「どのくらい食べるか分からないけど……まあ、足りると思う。おかわり欲しかったら言って」

佐伯 圭人 : 「あ...ありがとうございます...いただきます」

佐伯 圭人 : 「なんていうか...独特な味...ですね...」

長良 藤彦 : 「普段はもっと適当だから。ちょっと失敗しちゃったけど、食べれるでしょ」

佐伯 圭人 : 「おなかすいてたので...まあ...おいしい...かも...」

長良 藤彦 : 「圭人くんは普段料理するの?」

佐伯 圭人 : 「いいえ...まったく...いつもはコンビニとか冷凍のごはんばっかりです...」

長良 藤彦 : 「まだ若いのに。20歳前後だろ? ここにいればご飯作ってあげるよ」

佐伯 圭人 : 「い...いえ...そんな...」

長良 藤彦 : 「明日はもうちょっとうまく作るよ?」

佐伯 圭人 : 「は...はい...ありがとうございます...」

佐伯 圭人 : 「誘拐犯...のわりに長良さんはすごくやさしい...ですね...」

長良 藤彦 : 「あんたと同居したいからね。友だちになってほしいし」

佐伯 圭人 : 「はあ...」

佐伯 圭人 : 「あの...誘拐してきたのって...俺がはじめてなんですか...?」

長良 藤彦 : 「まあ、そうだね」

佐伯 圭人 : 「そう...なんですね...」

佐伯 圭人 : 「なんか動じてない感じだったから...気になって...」

長良 藤彦 : 「あんたは動じすぎなんじゃない? いいと思うけど」

佐伯 圭人 : 「誘拐されてるのに動じない人なんて...いないと思いますけど...」

長良 藤彦 : 「そうかも。あんたにとって俺は悪党ってわけだ」

佐伯 圭人 : 「そうですね...でも長良さんは誘拐犯ですけど...悪い人には見えないです...」

佐伯 圭人 : 「誘拐されてる俺がいうのもなんですけど...」

長良 藤彦 : 「……ふっ、そう? あんたは甘いね。でも優しいと思うよ」

佐伯 圭人 : 「ふつうどうにかしようと思ったら閉じ込めたり...とか...すると思います...」

佐伯 圭人 : 「でも長良さんはそうしてない...から...」

長良 藤彦 : 「話し相手をしてほしいだけだし。それに、あんたも……割と弱そうだけど。この通り引きこもってて力も大してないしね」

佐伯 圭人 : 「そう...なんですね...」

佐伯 圭人 : 「もし、俺がここからにげちゃったらどうするんですか?」

長良 藤彦 : 「それは……そのとき考えるよ」

佐伯 圭人 : 「俺がここから逃げないっておもってる...みたいですね...」

長良 藤彦 : 「いや。引きこもる自由もあれば飛び立つ自由もあるって、思ってるだけ」

佐伯 圭人 : 「ほんとによくわからない人...」

佐伯 圭人 : 心理学振ってもよいですか

KP : KPが振るね~

佐伯 圭人 : はーい

KP : sCCB<=75 心理学 (1D100<=75) > 10 > スペシャ

KP : 貴方は彼の「引きこもる自由もあれば飛び立つ自由もある」という言葉に嘘がないことが分かるでしょう。

佐伯 圭人 : (ほんとにこの人は何がしたいんだろう...?)

長良 藤彦 : 「そろそろ食べ終わった? 片付けるね」

佐伯 圭人 : 「片づけは俺が...作ってもらったし..」

長良 藤彦 : 「いいの? ありがと。こっちに流しがある、ついてきて」

佐伯 圭人 : ついていきます

佐伯 圭人 : てとてと

KP : ついた先の流しでざぶざぶボウルやスプーンを洗う。ふたりで行ったこともあり、すぐに全部洗えることだろう。

長良 藤彦 : 「助かった。明日の朝ごはんも手伝ってくれるとうれしいな。じゃあ夜も好きにしてていいよ」

佐伯 圭人 : 「はい...わかりました...」

 

〇壱日目・夜


以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 居間見に行きます

KP : 貴方は居間に滞在することを選ぶ。すると彼も戻ってくる。

長良 藤彦 : 「俺もここでお茶飲ませてもらう。あ、好きに見てていいから」

佐伯 圭人 : 「わかりました」

KP : ◇居間
広々とした居間。食事用のちゃぶ台と座椅子、テレビが置かれている。どことなく懐かしいような光景が広がっていた。

KP : ≪詳細探索箇所:テレビ≫
・テレビ
ブラウン管、とまではいかないが型の古いテレビでずいぶんと分厚い。電源をつけるのであればノイズ交じりの退屈なバラエティが映し出される。
テレビ台の下にはビデオデッキが設置され、いくつかのビデオテープとDVDが見つかるだろう。どれも古い洋画ばかりだが、これをみて暇をつぶすのもいいかもしれない。
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 46 > 成功

KP : えら!!

佐伯 圭人 : わーい

 

 KP : ラベルに何も書かれていない、古いビデオテープが見つかる。
再生すれば、テープが壊れているのか画面には何も映らず、ノイズがかって不鮮明な音声だけが聞こえてきた。

KP : 弱弱しく命乞いをする女の声と、ひたすら謝る男の声。それとは別の男が「やって」となにかを急かす。謝っていた男がぐっと息を詰まらせた後、何某かを呟く。その異様さは、雨音にも似たノイズ越しであろうと関係がなかった。

ぶつぶつとしたそれはひとつの連なりとなり、うねる。ともすればノイズのうちのひとつと勘違いしてしまいそうなほどに小さく震える声であるがしかし、朗々と読み上げられ、明確に貴方の鼓膜に届いた。異様な不気味さを伴った音の流れが貴方の脳髄へ入り込み、犯す。ひときわ甲高いノイズが鳴り――それは女の叫び声であった。

『なにか』があったことは、考えずともわかった。
【SANc1/1d3】

佐伯 圭人 : CCB<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 69 > 成功

佐伯 圭人 : 声に聞き覚えとかありますか?

KP : では<聞き耳>+<アイデア>の組み合わせロールをしてみましょう!やり方を雑談に貼るね

佐伯 圭人 : CBRB(25,85) (1d100<=25,85) > 68[失敗,成功] > 部分的成功

KP : では、謝り続けていた男の声は長良に似ていることに気付く。

佐伯 圭人 : こわ

佐伯 圭人 : 「この声...もしかして長良さん...なのかな...」

佐伯 圭人 : 本人に尋ねてみたいです

KP : どうぞ

佐伯 圭人 : 「あの...このビデオテープの声って長良さん...の声ですよね...?」

長良 藤彦 : 「え、あ……?」

KP : 貴方に言われるままビデオを見た彼は、その場で嘔吐する。びちゃびちゃと、先ほど食べていたシチューが彼の口から吐き出される。

長良 藤彦 : 「……っ、はあ……。はッ……」

佐伯 圭人 : 「だ....大丈夫ですか...!?」

佐伯 圭人 : 「すいません...俺...なんか聞いてほしくないこと聞いちゃったんでよね...」

長良 藤彦 : 「……ごめん。急に、気持ち悪く……? 俺、なんか聞いた?」

KP : 言動から記憶の混濁が見られる。先ほど見たばかりのビデオのことを覚えていないようだ。

佐伯 圭人 : 「いいえ...なにも...なにも聞いてないです..]

KP : s1d100 (1D100) > 1

佐伯 圭人 : ビデオを消して仕舞います

長良 藤彦 : 「……そう? ごめん。急にたくさん食べたから気持ち悪くなったのかも。片付けるよ」

佐伯 圭人 : 「手伝います...」

長良 藤彦 : 「さすがにゲロは悪いって。もうだいぶ夜だし、寝てきなよ」

佐伯 圭人 : 「いえ...大丈夫です...長良さん顔色悪いし..」

長良 藤彦 : 「……ありがと」

KP : 彼が取ってきたバケツや雑巾を使い、吐しゃ物は無事処理されるだろう。まるで何もなかったかのように。

佐伯 圭人 : 「まだ気分悪いですか..?」

長良 藤彦 : 「ううん。もう平気」

佐伯 圭人 : 「よかった...じゃあ今日はもう寝てきますね」

長良 藤彦 : 「うん。おやすみ」

佐伯 圭人 : 「おやすみなさい...」

 

KP : sRESB(14-17) (1d100<=35) > 1 > 決定的成功/スペシャ

 

〇弐日目・朝

貴方が目を覚まし居間に向かうと彼がお茶を飲んでいた。貴方に気がつくと同じものを用意する。

長良 藤彦 : 「おはよ。よく眠れた?」

長良 藤彦 : 「普段朝ご飯ってあんまり食べないからさ……たしか食パンがあったかな。冷蔵庫にバターも卵もあるから、好きに使って」

長良 藤彦 : 「昼ご飯はちゃんと作るから。それじゃ」

KP : お茶を飲みほした彼は席を立ち、貴方は居間に残される。朝ご飯は自由に作れるようだ。

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 「おはようございます...お気遣いなく...」

佐伯 圭人 : 朝ごはんに食パンをそのままかじります

佐伯 圭人 : 探索します!書斎!

 

KP : ◇書斎
扉を開ければ、古書特有のあまい香りがふわりとあなたの鼻腔を抜けた。
天井にまで届きそうな本棚には、小説から専門書、洋書までジャンルを問わず雑多に本が置かれており、どことなく圧倒されるかもしれない。
ここの蔵書をすべて読むのであれば、一年あっても足りるか怪しいだろう。
〈目星〉〈図書館〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 49 > 成功

KP : えらし!

KP : 鍵のかかった手帳が一冊と、隅に押しやられるようにして本が一冊おかれていることに気が付く。まるでみたくないとでも言いたげだ。

佐伯 圭人 : どっちもとりだします

佐伯 圭人 : 鍵かかってない本を開きます

KP : ・本
心理学系統の専門書のようだ。
読んでいれば気になる叙述があった。

 

KP :□ストックホルム症候群
ストックホルム症候群ストックホルムしょうこうぐん、英語: Stockholm syndrome)は、誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者についての臨床において、被害者が生存戦略として犯人との間に心理的なつながりを築くことをいう。ただし臨床心理学における心理障害(精神障害)ではなく、心的外傷後ストレス障害として扱われる。スウェーデン国外のメディアが事件発生都市名、ストックホルムに基づいて報道した経緯がある。』

 

佐伯 圭人 : 「あ...授業でこれ習ったなあ...もしかして俺も......」

KP : さらに〈図書館〉が振れます。

佐伯 圭人 : CCB<=75 【図書館】 (1D100<=75) > 97 > 致命的失敗

佐伯 圭人 : デデーン

KP : さすがだぜ

KP : 失敗でいい?クリチケつかう?

佐伯 圭人 : ふりなおすか...

佐伯 圭人 : CCB<=75 【図書館】 (1D100<=75) > 75 > 成功

佐伯 圭人 : ギリ

KP : ぴったんこかんかん

KP : 貴方するりと先ほどの内容が頭に入り、関連する項目へと自然、目が向く。

KP : ストックホルム症候群-2
『また、ストックホルム症候群と同様の症状(破壊的なカルト被害)を史学的に研究してきたロビンスとアンソニーは、彼らの1982年の調査において「1970年代には洗脳のリスクと潜在的に関連するような逮捕事例が豊富にあること」を見つけた。彼らは「洗脳がこの時期にメディアによって注目されていたことが、ストックホルム症候群を心理状態と見なすような解釈をもたらした」と主張する。』

 

佐伯 圭人 : 「はは...俺も洗脳されてんのかな...誘拐犯のことを悪い人にみえない...なんて...」

KP : 先ほどの叙述から、洗脳、というワードにいきついた貴方は、このような記述も発見できるだろう。

KP : □洗脳
『洗脳(せんのう、英: brainwashing)は、強制力を用いて、ある人の思想や主義を、根本的に変えさせること。
エドワード・ハンターは、日本人捕虜や朝鮮戦争でのアメリカ人捕虜に対する中国共産党の「思想改造」における洗脳手法について、「勉強会」での「学習」、集団学習会での自己批判、巧妙な賞罰(犯罪を告白したものを賞賛し、告白しないものには同調圧力を加える)、罪の意識(罪悪感)を植え付けるなどの特徴を指摘している。』

KP : 続けて〈心理学〉もどうぞ。

佐伯 圭人 : CCB<=75 【心理学】 (1D100<=75) > 6 > スペシャ

KP : すばらしい!!

 

KP : □洗脳-2
『洗脳の長期的目標は、洗脳を受けた者が、いつでもどこにいても、自立して反応するように仕向けることである。個人の自由意思を間違いであるとして非難する。そして、反対意見や事実を聞くことができなくする。
例えばそういった意見や事実を突きつけても、洗脳を受けた者はそれを拒むだろう。それでもなお突きつけ続けることは、あるいは、狂気的と思える洗脳された者にとっては逆に狂気的に思えることだろう。
正気と狂気の境は、当人にしか判断できないものである。正気とは、貴方が、正気であるのなら、貴方は、正気ならば、貴方がすべきは、正気であることである正気を、保ちなさい。』

KP : 後半にいくにつれ奇妙な記述がされている。はっとして見やれば、いちばん最後の連はすっかりと消えていた。白昼夢のようにして。貴方になにかしこりのようなものを残して。
奇妙なことである。【SANc1/1d2】

しかしたとえなんであれ貴方は貴方にとって正気である。

佐伯 圭人 : 「正気...正気...かあ...」

佐伯 圭人 : CCB<=74 【SAN値チェック】 (1D100<=74) > 26 > 成功

佐伯 圭人 : 「誘拐犯に連れてこられていつでも逃げようと思えば逃げられるのにそれでもここにいることを選んでる俺は、正気..なのかな」

KP : ここで、部屋全体に対して〈目星〉が振れます。

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 81 > 失敗

佐伯 圭人 : 出目カスなんだなあ

KP : では他に見つけられるものはなかった。探索に満足した貴方は、今手に持っている本を持ち出すことも可能です。

佐伯 圭人 : 鍵ついた本だけこっそり持ち帰ります

KP : 了解です!自室に置くことが可能でしょう。

佐伯 圭人 : 布団の下にそっと忍ばせておきます

KP : いいね…

 

KP : 自室に戻った貴方は、部屋の外から声をかけられる。

長良 藤彦 : 「昼ご飯できたよー」

佐伯 圭人 : 「は、はーい!すぐいきます...!」

KP : 居間に向かえば料理ができあがっている。今日の昼食はパスタのようだ。トマトと葉物が散りばめられ、オリーブオイルがかかっている。シンプルだが、インスタントではない手作りらしさがうかがい知れる。

長良 藤彦 : 「トマト食べれる?」

佐伯 圭人 : 「えっと...い...いただきます...」

佐伯 圭人 : うえっと小声でもらしつつせっかく作ってもらったので...と完食します

佐伯 圭人 : 「ごちそうさまでした...」

長良 藤彦 : 「……今度はレトルト使うね」

佐伯 圭人 : 「俺はたらこパスタがすきです...」

長良 藤彦 : 「わかった。見つけたら買う」

佐伯 圭人 : 「はは...トマトは苦手なんで...今度からはトマト以外でお願いします」

長良 藤彦 : 「うーん。今年は不作だったかも。確かにすっぱかったし……」

佐伯 圭人 : 「トマトはいつだっておいしく...ないです...」

長良 藤彦 : 「そう? 俺は好きだけど。でもわかった。ごめんね」

長良 藤彦 : 「そういえば。圭人くんは普段何してるの。学生?」

佐伯 圭人 : 「そう...です。大学生...」

佐伯 圭人 : 「長良さんはいつもは何をしているんですか...?」

長良 藤彦 : 「俺は大学中退して隠居中」

佐伯 圭人 : 「隠居って...生活費はどうしてるんです...?」

長良 藤彦 : 「ここおじいちゃんの形見なんだよ。親から仕送りもらったり……ま、あとは在宅ワークのバイト少し」

佐伯 圭人 : 「へえ...なんで大学辞めちゃったんですか?」

長良 藤彦 : 「……まあ、色々」

佐伯 圭人 : 「はあ...いろいろですか...?」

長良 藤彦 : 「うん。でも、こっちに来てよかったと思ってる。落ち着くから」

佐伯 圭人 : 「おじいさんのことすきだったからですか?」

長良 藤彦 : 「すき、だったのかな。死んで2年も経ってるのに離れられないんだから、そうかも」

佐伯 圭人 : 「愛されてたんですね...」

長良 藤彦 : 「最初ここを『借家』って言ったのは、居候スタートだったからなんだよね」

長良 藤彦 : 「うん。そうかもしれない。分かんないや、他の家を知らないし」

佐伯 圭人 : 「そう...ですか...」

佐伯 圭人 : 「どうして居候をはじめたんですか?」

長良 藤彦 : 「大学つまんないなってなってるときに、呼ばれた。ここで暮らせばって」

佐伯 圭人 : 「いいおじいさんですね...」

佐伯 圭人 : 「俺にはそんなこと言ってくれる人...いないと思う...」

長良 藤彦 : 「俺がいるじゃん」

佐伯 圭人 : 「はは...長良さんは変わり者ですね...」

長良 藤彦 : 「あんたもだと思うよ」

佐伯 圭人 : 「そうかもしれないです」

長良 藤彦 : 「……さて。そろそろ片付けようか。手伝って」

佐伯 圭人 : 「はい...わかりました...」

KP : 洗い物を終えると彼はまたどこかへ行ってしまった。

 

 

 

〇弐日目・昼

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 物置!

KP : りょ!

KP : ◇物置
扉を開ければ、薄暗い一室が貴方を出迎える。薄暗がりに慣れた目であたりを見渡せば、薄らと埃で化粧されたさまざまの雑貨がじっとしているのがわかった。電気を付ければ、経年劣化で弱くなったのか、ぼんやりとした光がそれらをじわりと照らしだす。

〈幸運〉成功ですきなものが手に入る。

佐伯 圭人 : ほしいものないな...

佐伯 圭人 : 無欲

KP : www なくてもいいよ

佐伯 圭人 : とりあえずなくていいかなあ

KP : 〈目星〉が振れます。

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 20 > 成功

KP : いいね

KP : 冬物のストーブやら灯油缶やらが押し込められた奥に、なにか灰がかった枝のようなものが落ちているとわかる。遠目からでは詳細はわからない。

佐伯 圭人 : 近づきます

KP : 貴方が近づき手に取れば、かさついた感触がある。じっと見つめて、気が付く。

KP :腕、である。

KP : それはおおよそ八〇㎝ほどの、しなびた、灰色の人間の腕であった。ひどくひびが入り、かさついた表面のところどころはぼろぼろと崩れ落ちている。しかし、関節のまるい曲線や、醜くはりつくばかりとなった爪が、それがもとは人間のものであったのだと示している。しかし、そうなのだとすれば。いったい何があれば、このような枯れた腕になるのだろうか。厭な想像が貴方の脳内を巡る。それは貴方の想像しうる範囲の、あるいは想像しえない範囲の、指先をかすかにしびれさせる妄想だ。
【SANc0/1d6】

佐伯 圭人 : ひえ~

佐伯 圭人 : CCB<=73 【SAN値チェック】 (1D100<=73) > 85 > 失敗

佐伯 圭人 : 1d6 (1D6) > 2

KP : えらい!

KP : また、その腕の先、手の内に何かを握り込んでいるのがわかった。開くのであれば、小さな鍵が出てくる。

佐伯 圭人 : 「な...なにこれ!?う...うで...?なんでこんなところに...」

佐伯 圭人 : 「なんだこれ...鍵...?

佐伯 圭人 : 「何の鍵だろう..」

佐伯 圭人 : 持ち帰ります

KP : 無事持ち帰れます。

 

物置で恐ろしいものを見た貴方が廊下に出ると、ばったり彼に鉢合わせる。

長良 藤彦 : 「おお。そろそろ夜ご飯つくろうと思ってたんだ、食べにおいで」

佐伯 圭人 : 「あ...はい...」

佐伯 圭人 : ポケットの中で鍵をにぎります

KP : 居間につくと彼が夕飯をつくりだす。希望があればつくってくれるかもしれない。※出来は保証しません。

佐伯 圭人 : 「か...カレーがたべたいなあ...」

佐伯 圭人 : (まずいカレーってきいたことないし...)

長良 藤彦 : 「カレー? いいよ。甘いのがいい? 辛い方がすき?」

佐伯 圭人 : 「甘いのが好き...です...」

長良 藤彦 : 「わかった。ちょっと待っててな」

KP : しばらくすると、貴方の希望通り甘口のカレーが出される。具材がごろごろと入っており、食べ応えがあるだろう。横にラッシーの代わりとばかりにヨーグルトが出された。

佐伯 圭人 : 「いただきます...」

佐伯 圭人 : !!!!!!おいしい!!!!!という顔をします

長良 藤彦 : 「はは、分かりやす。おいしい?」

佐伯 圭人 : 「おいしい...です...」

佐伯 圭人 : もりもり

長良 藤彦 : 「よかった。たくさん食べていいよ」

佐伯 圭人 : 「おかわりもらってもいいですか...?」

長良 藤彦 : 「もちろん」おかわり持ってきます

佐伯 圭人 : もりもりたべます

佐伯 圭人 : 「ふう...ごちそうさまでした...」

長良 藤彦 : 「お粗末様。じゃあ片付けよっか」

佐伯 圭人 : 「はい...」

KP : いつものようにふたりで皿を洗い終えることができる。しばらくして、彼は居間から立ち去った。

 

〇弐日目・夜

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 庭!

KP : おけ!

 

KP : ◇庭

広大な庭だ。目線をやれば奥に連なる山々の景色が見渡せる。連日続く悪天候でなければ、この見晴らしをたのしめたかもしれない。
庭の草木は黒く枯れ果ててしまっており、ずいぶんと長いこと手入れをされていないのだろうとぼんやり思う。小規模な池には悠々と泳ぐ魚の影が映っていた。

KP : ▽探索可能箇所:
・山全体
・木
・池

佐伯 圭人 : 山!

KP : ・山全体
どことなく生気の薄い山である。ぐるりと見やれば、奇妙なほどに成長した木々がすっかり消えてしまった印象を受ける箇所がぽつぽつと見えた。
〈アイデア

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア (1D100<=85) > 83 > 成功

佐伯 圭人 : 出目高

KP : 不規則であることから、手入れをされたわけではないと感じる。また、その更地じみた箇所の大きさがある程度似通っていることがわかる。なにか法則性等があるのだろうか。

佐伯 圭人 : 「なんかところどころ開けた場所があるなあ...なんでだろ...」

佐伯 圭人 : 木!

KP : ・木
黒々として乾いた木だ。叩けばひどく枯れた音がする。
〈アイデア

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア (1D100<=85) > 83 > 成功

KP : どこか違和感を感じる。
連続して〈生物学〉〈知識1/2〉が振れます。

佐伯 圭人 : CCB<=60/2 【知識】 (1D100<=30) > 77 > 失敗

佐伯 圭人 : CCB<=1 【生物学】 (1D100<=1) > 95 > 失敗

KP : あぶない

KP : 変な木だな~と思いました。

佐伯 圭人 : 「変な木だな~」

佐伯 圭人 : 池!

KP : ・池
〈INT*4〉お願いします。

佐伯 圭人 : CCB<=68 〈INT*4〉(1D100<=68) > 85 > 失敗

佐伯 圭人 : ???

KP : 特に気づくことはなかった。

KP : 水は濁っており、生き物が暮らすにはあまりにも不健全である。しかし、影はたしかに水面下ですぅ、と滑らかに動き、そこを城にしているらしかった。
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 32 > 成功

KP : その魚が、何の気まぐれか一瞬水面すれすれにまで浮上した。
そうして気が付く。それは魚ではない。否、魚ではあるが、魚であると認めるには、貴方の持つ常識をすっかり捨てなければならなかった。

片目は飛び出、腐乱したのかまるでひれのひとつのようにして平たく、ひらひらと動く。おおきく突き出た鰓は赤子の手のひらほどあり、しかしその鱗は神経質すぎるほどに細かい。ひかりをうけては都度都度ぎらぎらと照り返し、その色が定まることがないようにさえ思えた。一瞬、目があった気さえして、知らず息をのむ。ゆっくりと瞬きをすれば、その姿は消えていた。
【SANc1/1d3】

 

佐伯 圭人 : CCB<=71 【SAN値チェック】 (1D100<=71) > 58 > 成功

佐伯 圭人 : 「えっ何...?魚..?」

佐伯 圭人 : 「きもちわる...」

KP : 情報は以上です。他にやりたいことありますか?

佐伯 圭人 : 池に小石を投げ入れます

KP : 投げ入れられた小石は、ちゃぽんと水しぶきをあげて落ちていった。魚に当たったわけではないようだ。

佐伯 圭人 : 「見間違いかなあ...」

佐伯 圭人 : もどります

KP : では就寝時間です。

 

KP : sRESB(14-17) (1d100<=35) > 57 > 失敗

KP : s1d6 (1D6) > 3

 

佐伯 圭人 : 持ってきた鍵手帳にさしてみたいんやけどそれは探索時間?

佐伯 圭人 : なんかダメージ受けとるな

KP : ああ、いいよ!でもささらない。別の鍵だとわかる。

佐伯 圭人 : なるほど~

KP : 〈アイデア〉振ろうか!

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア (1D100<=85) > 91 > 失敗

佐伯 圭人 : ????

KP : 特に気づくことはなかったです。
翌朝になったので不定リセットしておくね(SAN値の最大値を現在値に合わせること)。

佐伯 圭人 : おけ~

KP : キャラシの最大値は変更しなくて大丈夫です、コマだけ。

佐伯 圭人 : りょ!

 

〇参日目・朝

 

昨日どおり、朝食は望めば好きに口にすることができる。

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

 

佐伯 圭人 : また食パンをそのまま食べます

佐伯 圭人 : 長良さんの部屋!

KP : おけ~!

 

KP : ◇長良の部屋
鍵はかかっていない。ノックをしても返事はなく、室内に誰もいないとわかるだろう。
開けてみれば、そこは貴方の部屋とほとんど同じつくりの和室となっていた。こちらのほうがやや広いだろうか。
窓の向こうにはとどまることを知らない霧が広がっており、それは薄手のカーテンの色と混ざって外と内の境界線を曖昧にしている。
ざっと見渡したところ、使い込まれた様子の机、小さめの本棚、奥には扉が見える。

KP : ▽探索可能箇所
・机
・本棚
・奥の扉

佐伯 圭人 : 机

KP : ・机
年季ものなのかところどころ塗装が剥げて木がむき出しになっている。引き出しの取っ手も黒ずんでいた。机上に置かれたペンなどもどことなくアンティーク調である。

≪詳細探索箇所:机上、引き出し≫

佐伯 圭人 : 机上!

KP : ・机上
机の上には長良のものであろう書籍が置いてある。どうやら大学時代に使っていた参考書や教科書のようだ。また、研究レポートも残されていた。今時珍しい手書きの原稿用紙を手に取り、連なる文字を視線でなぞる。どことなく陰があり、憂愁の色が見える気がした。

佐伯 圭人 : ひきだし!

KP : ・引き出し
中から写真が出てくる。長良と知らない男の映った写真だ。仲がいいのか、貴方の知らない気さくな笑顔をしている。まさしく破顔、といった様相だ。
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 60 > 成功

KP : 日付を見つける。おおよそ7年前の日付だ。
続けて〈アイデア〉をどうぞ。

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア (1D100<=85) > 62 > 成功

KP : 長良の姿は当時と一切変わっていないことに気付いてしまう。人間であれば当然経ているべきの、摂理そのものが無視されている。その事実を認識する。おそれにも似た奇妙な冷たさが胸中に広がるかもしれない。
【SANc0/1】

 

佐伯 圭人 : CCB<=67 【SAN値チェック】 (1D100<=67) > 43 > 成功

佐伯 圭人 : 「長良さんびっくりするぐらい変わってないな..」

KP : また、音楽プレイヤーとどこかの鍵が入っていることがわかる。
音楽プレイヤーを見る場合、見知らぬ男性の歌が入っている。素人らしいが、惹きつけられるものがある。

佐伯 圭人 : 「誰の歌なんだろ...?この長良さんと一緒に写っている人だったりして」

佐伯 圭人 : 鍵は持っていきます

佐伯 圭人 : この鍵は手帳に刺さるかな

KP : さしてみるならば、カッチリはまります。

佐伯 圭人 : 自室に戻ってから中を見たりできますか

KP : この部屋の探索が終わったらにしようか!

佐伯 圭人 : おけ!

佐伯 圭人 : 特にほかに見たいものはない~!

KP : 本棚と奥の扉見なくていい?

佐伯 圭人 : みておくか......

佐伯 圭人 : 本棚!

 KP : ・本棚
ぎっちりと本が詰まっている。並べ方には法則性がないらしく、背丈も五十音もまるであっていない。若干だらしないと感じるかもしれない。
〈図書館〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【図書館】 (1D100<=75) > 26 > 成功

KP : えらい!

KP : 中からノートと手帳が見つかる。そこかしこがボロボロになっており、日焼けもしていた。保存状態はいいとは言えないが、よく取り出して読んでいたのだろうか。

 KP : □ノート
『井戸から出ている一筋の燐光は、普通の精神での想像をはるかにしのぐ破滅と異常の感覚を覚えさせるものだった。それはもはや光っているのではなく、流れ出していた。何色とも言えない色の無定形の帯は、井戸を出てまっすぐに天へ上っていくように見えた』

小説の一説なのだろうか。しかし、それを読み、文字列の織り成す意味を咀嚼した瞬間。ぞっとなにかが貴方の背筋を駆け上った。
【SANc0/1】

佐伯 圭人 : CCB<=67 【SAN値チェック】 (1D100<=67) > 69 > 失敗

 

KP : □手帳
日記やメモ等、とりとめもないことがつらつらと書かれている。どれもたいしたことのない内容で、同じことが幾度か書かれてすらいる。また、頭痛を訴える記述も多い。
〈オープン心理学〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【心理学】 (1D100<=75) > 61 > 成功

KP : すばらしい!

どこか精神の錯乱を感じる。軽いせん妄状態、と思うかもしれない。
〈目星〉

 

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 43 > 成功

 

KP : また、やや分厚いページがあり、調べて見ればそっと張り合わされていた。
破らないで開くためには〈DEX*5〉に成功することが必要。

佐伯 圭人 : CCB<=65〈DEX*5〉 (1D100<=65) > 31 > 成功

KP : えらいです!!

 

KP: □手記
『俺のせいでないと考えると、今までずっと苛まれていた熱病のような感覚がすっかり消えた心地がした。すうっと頭の奥が冷えて、穏やかで変化のない安寧を手に入れたのだと思った。はじめて(黒く塗りつぶされている)、認めがたかったが、どこか高揚と興奮があった。それが俺の内と外、どちらなのか、境界があいまいになったから。おだやかな狂気は、患者にあたえられるモルヒネのように思える。手放しがたいとも。俺は半ば正気であり、正気であるがゆえに抵抗があるが、しかし、正気に振り切れることもできない。自身のゆるやかな崩壊が心地よいから。』

KP : □手記-2
『この心地よさを。抗えない自分を、誰かが止めてくれるよう、祈ることしかできない。今でさえ自分の正気は輪郭を溶かし、何が正しくなにが間違いなのかさえ、もはやわからなくなってきているのだから』

 

佐伯 圭人 : 「長良さん...なにかすごく悩んでたのかな..」

KP : 他は見ますか?

佐伯 圭人 : 奥の扉?

KP : ・奥の扉
離れに繋がっているらしい木製の扉だ。鍵がかかっており、開きそうにない。

佐伯 圭人 : 物置の手のカギをつかってみます

KP : 使うならば夜ご飯を食べずに、夜の探索になります。このまま行くか、いったん戻って改めて離れに行くか選べます。

佐伯 圭人 : 夜ご飯は食べます

KP : では一旦自室に戻って手帳を読みましょうか。

佐伯 圭人 : おけ!

 

KP : 貴方は自室に戻り、彼の部屋で見つけた鍵を手帳に差し入れる。すると手帳は開く。中には日記が書かれていた。

(日記省略)

 

佐伯 圭人 : 「この日記...もしかしてビデオの音声の長良さんじゃないほうの男の人の日記なんじゃ...」

佐伯 圭人 : 「長良さんが洗脳をされている...のかな...」

佐伯 圭人 : 「あの腕....もしかしたらこの人のもの...?」

KP : また、手帳の最後には呪文が書かれている。呪文を習得する場合、二行動(約12時間)消費したうえで、INT*3に成功したものを習得することができる。また、(呪文の習得数)d2のクトゥルフ神話技能をただちに習得する。
※習得に失敗した場合も、使用こそできないが呪文の概要は把握ができる。

□呪文一覧

【魅惑】

【記憶を曇らせる】

【吸魂】

【セイレーンの歌声】

【天候を変える】

(呪文の内容は省略)

 

KP : 奇妙な呪文を知ったことにより【SANc1/1d3】

佐伯 圭人 : CCB<=66 【SAN値チェック】 (1D100<=66) > 42 > 成功

佐伯 圭人 : 次の日に取得するとかでも行ける?

KP : いける!手帳は貴方が持っているので、いつでも読めます。

佐伯 圭人 : おけ~!ごはん食べるわ

 

 貴方が居間に向かうと既に昼食が用意されていた。今日はピーマンの肉詰めだ。ケチャップも用意されている。

佐伯 圭人 : 「いただきます」

長良 藤彦 : 「いただきまぁす」

佐伯 圭人 : もりもり

佐伯 圭人 : 「あの...長良さん...ここってほんとにおじいさんのお家なんでしょうか?」

長良 藤彦 : 「……そうだよ?」

佐伯 圭人 : 「あの...ちょっとすいません...」手をつかんで腕に傷がないかみたいです

KP : 貴方が腕を伸ばせば、特に抵抗されることもなく触れられる。〈アイデア〉かな~…。

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア(1D100<=85) > 12 > スペシャ

KP : すごい!
彼の手首はまっさらであった。そして、先ほど見た【吸魂】の呪文は犠牲者の生命を吸い取って若返らせる呪文であることを思い出してもよい。

佐伯 圭人 : (自傷の跡はない...けど若返るって巻き戻って若がえる...のかな...だとすれば傷はないかも。あの手帳の洗脳された人が長良さんじゃないってのが一番いいけど...)

長良 藤彦 : 「どうしたの。握手?」

佐伯 圭人 : 「そ、そうです!握手...あくしゅ...」

佐伯 圭人 : ぎこちない笑顔

長良 藤彦 : 「?」ゆるく口角をあげて応える。

佐伯 圭人 : 「ごはんごちそうさまでした。今日は俺一人で片づけますよ」

長良 藤彦 : 「いいの? 今日の圭人くんいつにもまして優しいね」

佐伯 圭人 : 「い...いえ...そんなこと...」

長良 藤彦 : 「ありがと。分かんないことあったら聞いて」

佐伯 圭人 : 「はい、ありがとうございます」

KP : 彼は立ち去り、貴方は無事洗い物を終えることができた。

 

〇参日目・昼

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : ん~~~~呪文取得してみようかな

KP : それでは参日目の昼と夜を消費しますが、大丈夫ですか?

佐伯 圭人 : おけ!

KP : 呪文はいくつ習得を試みますか?

佐伯 圭人 : 3つかな

KP : では〈INT*3〉を3回どうぞ!

佐伯 圭人 : CCB<=51 (1D100<=51) > 76 > 失敗

佐伯 圭人 : 無念

KP : あと2回いける!

佐伯 圭人 : CCB<=51 (1D100<=51) > 87 > 失敗

佐伯 圭人 : CCB<=51 (1D100<=51) > 77 > 失敗

佐伯 圭人 : は?

KP : wwwww

佐伯 圭人 : ほぼ1/2なのに

KP : 呪文は覚えられなかったけど概要は把握できました。

KP : 昼と夜が終わりました。何もなければ夕食になります。

佐伯 圭人 : たべます

 

KP : 貴方が居間に行くと彼が本を読んでいた。

長良 藤彦 : 「今日は遅かったね。集中してそうだから声かけなかったけど。ご飯温めなおしてくる」

佐伯 圭人 : 「あ...ありがとうございます」

KP : そう言って、芋の煮っころがしやひじきの炒り煮などを白米と味噌汁と合わせて出してくる。

長良 藤彦 : 「どうぞ。俺はもう食べたから」

佐伯 圭人 : 「いただきます」

佐伯 圭人 : もりもり

長良 藤彦 : 「ちょっと硬かったから気をつけて」

佐伯 圭人 : 「全然大丈夫です...たべられます...」

長良 藤彦 : 「そう? ならいいや」

佐伯 圭人 : 「ごちそうさまでした」

佐伯 圭人 : 「片づけてきますね」

長良 藤彦 : 「いいのに。まあ、ありがと」

KP : 特に聞きたいことがなければ就寝時間です。

佐伯 圭人 : 今日は寝る!

佐伯 圭人 : 「片づけおわりました...今日はもう寝てきます」

長良 藤彦 : 「うん。おやすみ」

佐伯 圭人 : 「おやすみなさい」

 

KP : sRESB(17-15) (1d100<=60) > 8 > スペシャ

 

〇肆日目・朝

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 離れ!

KP : ◇離れ
貴方が鍵を開き、扉をあければぶわりとなにかが舞い上がり、小窓から差し込むか細い光をうけてはきらめいた。目の前に広がるものに対してあまりに不釣り合いな、うつくしい光の粒。
かすかな光で照らされたそこには、大量の灰が積みあがっていた。

それらはひとや、動物、あるいは奇形のなにかの輪郭を、かろうじて残している。乾ききった眼球が、どこまでも暗く深く思える眼窩に行儀よく収まっていた。
うずたかく積まれた灰になった者たちは、むしろ貴方を異端として、積みあがったあるいは積み上げられた先からじっと見下ろしている。
灰。灰の側に立てば、形あるものは、すべて虚しい。貴方も、虚しい。

もはや色のわからなくなった肌や、瞳が、貴方をそっと見つめているような感覚に襲われる。
それは一体、どのような心地だろう。
【SANc1/1d8】

佐伯 圭人 : CCB<=65 【SAN値チェック】 (1D100<=65) > 62 > 成功

KP : つよい

佐伯 圭人 : 「なにこれ...死体...?でもふつうこんな風にならないよな...」

佐伯 圭人 : 「でも物置の腕もこんなかんじだったかも...」

 

KP : ▽探索可能箇所:死体

佐伯 圭人 : 死体しらべます

KP : ・死体
乾いた箇所から崩壊し、それはさらさらときめ細やかな灰のごとくであった。
表情はどれも、いやに穏やかである。眠りにつく老人や、親の腕に抱かれた赤子のそれのようにして。
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 98 > 致命的失敗

佐伯 圭人 : ??????

KP : やっぱり死体は怖かった。

佐伯 圭人 : 「ひえ...きもちわるいな...」

KP : 情報は以上です。

佐伯 圭人 : もう1ターンつかってもういっかい目星したい

KP : いいですよ!その前に昼ご飯食べる?

佐伯 圭人 : 食べとくか......

 

 

 KP : 居間に戻ると、やはり彼がいる。

長良 藤彦 : 「ちゃんと昼時に来てえらいじゃん。ここでの暮らしにはもう慣れた?」

佐伯 圭人 : 「そうですね...慣れたといえばなれたのかも...」

長良 藤彦 : 「それはよかった。気に入ってくれたらもっといいんだけど」

佐伯 圭人 : 「はは...それはどうかな...」

長良 藤彦 : 「ご飯できてる。今日は魚の煮つけ。味噌汁は昨日の残りで悪いけど」

佐伯 圭人 : 「ありがとうございます。いただきます」

佐伯 圭人 : 「おいしい...です...」

長良 藤彦 : 「はは。よかった。やることないから料理、ついやっちゃうんだよな」

佐伯 圭人 : 「好きなんですね、料理...」

長良 藤彦 : 「好きってほどでもないけど。気がまぎれるし」

佐伯 圭人 : 「へえ...そういえば長良さんっていつからここに住んでるんですか?」

長良 藤彦 : 「3,4年くらい前かな」

佐伯 圭人 : 「そうなんですね...」

佐伯 圭人 : 「ごちそうさまでした。おいしかったです」

長良 藤彦 : 「うん。お粗末様」

佐伯 圭人 : 「片づけてきますね」

長良 藤彦 : 「ありがとう。あんたを攫ってきてよかったよ」

佐伯 圭人 : 「はは...そうですか...」

KP : 無事に片付けられます。やさしいね。

 

〇肆日目・昼

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 離れリベンジします

KP : 貴方は再び離れに向かう。死体を調べるでいいですか?

佐伯 圭人 : おけ!

KP : ・死体
乾いた箇所から崩壊し、それはさらさらときめ細やかな灰のごとくであった。
表情はどれも、いやに穏やかである。眠りにつく老人や、親の腕に抱かれた赤子のそれのようにして。
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 42 > 成功

KP : え ら い

佐伯 圭人 : よかった...

KP : 死体の山のひとつの下に、ずいぶんと古びたメモが落ちている。

KP : □メモ
『ここを出なければならないのだろう。頭のどこかで警鐘がなっている。いや、鳴っていた気がする。私にはその気が起きないのだ。必要がわからないのだ。ここでの不自由ごとはほとんどなかった。ほとんどないがゆえに、この地で生きることが、この地で生きないことよりも、よほど安寧に思えてしまうのだ。私は、すっかりおかしくなってしまった。なぜならそのことに、またいずれこの土地の養分となることに、まったくの抵抗がないから。満足を感じている。それは、それだけは、誰にも害されない事実だ。』

KP : 情報は以上です。

佐伯 圭人 : 「なんなんだろうこのメモ...連れてこられた人が書いたのかな...」

佐伯 圭人 : 「ここに長くいないほうがいいのかも。でも長良さんは...?俺がいなくなったらまた新しい人をさらってくるのかな...」

佐伯 圭人 : 「俺もこの土地の養分にされるために連れてこられたのかな...長良さんにそんなそぶりはないけど...でも長良さんはほぼ間違いなく誰かに洗脳されてる...よね...」

佐伯 圭人 : 「なにか...なにか長良さんを救う方法ないのかな...」

佐伯 圭人 : 「はは...こんなこと考えちゃうのは、もしかしたら俺もストックホルム症候群なのかも」

佐伯 圭人 : 「でも...どういう意図で連れてこられたとしても...俺は...俺の意思で今ここにいる...から...長良さんのこと助けてあげたいな...」  

佐伯 圭人 : 「目の前の人を救えないなんて...もう...いやだ...」

 

KP : 貴方が離れから居間に戻ると、彼が夕食を作っていた。匂いからうどんであることが推測できるだろう。しばらく待つと、やはりうどんが食卓に運ばれてくる。かまぼこと山菜の天ぷら、かつおぶしが乗っていた。

長良 藤彦 : 「お待たせー。はいどうぞ」

佐伯 圭人 : 「いつもありがとうございます。いただきます」

佐伯 圭人 : 「うえっにがい...」

佐伯 圭人 : 「この山菜ほんとに食べられるやつですか...?」

長良 藤彦 : 「どれ? ……あー。うん。良薬は口に苦し、みたいなね」

佐伯 圭人 : 「そ...そうですか...」

佐伯 圭人 : 苦い顔しながら完食はします

KP : いいこすぎる

佐伯 圭人 : 「あの...長良さん...これ...」

佐伯 圭人 : 鍵のついてた手帳を渡します

長良 藤彦 : 「? なにこれ」

佐伯 圭人 : 「ちょっと中身読んでもらえますか?」

長良 藤彦 : 「なんで? これ、君の手帳?」

佐伯 圭人 : 「いや...なんか物置におちてて...だれの手帳かなって...」

長良 藤彦 : 「……ふぅん。おじいちゃんか、前に住んでた人かな」

佐伯 圭人 : 「ここに書いてる吸魂...とか聞き覚えないですか?」

長良 藤彦 : 「ある」

佐伯 圭人 : 「え...!?あ、あるんですか!?」

長良 藤彦 : 「その様子じゃ、色々見てきたみたいだね。離れにも行ったの」

佐伯 圭人 : 「は、はい...つい...きになっちゃって...」

佐伯 圭人 : 「でもほんとに何が何だかわからなくて...」

佐伯 圭人 : 「長良さんは悪い人なんですか?俺から寿命を吸い取る...?ために誘拐してきたんですか?」

長良 藤彦 : 「悪いかどうかはあんたが決めなよ。俺があんたを連れてきたように」

長良 藤彦 : 「あんたを吸魂する気はないよ」

佐伯 圭人 : 「俺には...俺には長良さんが悪い人だとは思いません...」

佐伯 圭人 : 「だれかに利用された...だけ...じゃないかなっておもってます」

長良 藤彦 : 「いいや。これは俺の自由意思。俺が選んで行ったことだ」

長良 藤彦 : 「あるいは、仮にそうだとしても、俺はやめないよ。今の生活が気に入ってるから。おじいちゃん…いやもういいか。彼に託された家を、守りたいとも思ってる」

佐伯 圭人 : 「俺のことを吸魂する気がないなら、ほんとにどうしてこんなところまで連れてきたんですか!?ほかの人には吸魂したんですか!?」

長良 藤彦 : 「……“手伝い”をしてほしいから」

佐伯 圭人 : 「手伝い手伝いっていうけどなんなんですかそれ!ちゃんと言ってくださいよ!」

長良 藤彦 : 「うん。この家の存続に必要だって、そう教わったから。したよ」

佐伯 圭人 : 「この家が...そんなに大事なんですか...?他人の...命よりも...」

長良 藤彦 : 「俺は、この家しか……」

KP : 途端。彼の身体が崩れる。

佐伯 圭人 : 「長良さん!!??!?!?」

KP : かつて貴方が目にしたように、彼はうずくまって嘔吐する。吐き出されたものが床に散らばる。

佐伯 圭人 : 「大丈夫ですか!?いまお水持ってきます!!」

長良 藤彦 : 「……あれ? どうしたの。そんな顔して」

佐伯 圭人 : 「えっ...」

長良 藤彦 : 「ん? ああ。また吐いてる……。ごめんね、何度も汚いもの見せて」

佐伯 圭人 : 「い...いえ...片付け手伝いますね...」

 

KP : s1d100 (1D100) > 57

KP : s1d3 (1D3) > 1

 

長良 藤彦 : 「……ああ。ごめん。ありがとう」

佐伯 圭人 : 「なんか...ごめんなさい...」

長良 藤彦 : 「なにが? あんた何もしてないじゃん」

佐伯 圭人 : 「そう...ですかね...」

長良 藤彦 : 「変な圭人くん」

KP : 貴方の優しさによって彼の吐しゃ物は処理された。やはり、何もなかったかのように元通りになる。

佐伯 圭人 : (やっぱり長良さんは洗脳されてる...よね...?吸魂だってほんとはやりたくないはずなんだ..)

 

〇肆日目・夜


以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 書斎!

KP : おけ!

 

KP : □書斎
全体に対し〈目星〉が振れます。

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 70 > 成功

KP : すばらしい!!!

佐伯 圭人 : よしゃ

KP : 積みあがった本の奥、ぽつんと扉が存在していることに気が付く。
近づくのであれば名前の消えたプレートがかかっている。鍵がかかっていたが、貴方の持つ鍵が使えそうだ。

佐伯 圭人 : あけます

KP : ▽書斎奥
扉をそっと開ければ、ギイと錆びた音が響く。中からは湿った埃の香りがした。ひどく暗い部屋だ。電気をつければ、瞬きのようにちか、ちかと明滅を繰り返す。ろくな見通しが効かない。暗闇になれた目であたりを見渡せば、そこかしこに禍々しい置物や水晶、物々しい雰囲気の書籍の山が置かれている。

KP : ▽探索箇所:書籍の山、棚

佐伯 圭人 : 書籍の山!

KP : ・書籍
〈図書館〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【図書館】 (1D100<=75) > 45 > 成功

KP : 擦り切れ、日焼けし、ぼろぼろになった本が見つかる。掠れた箇所が多く、そのほとんどは読み取れない。以下は解読できた箇所である。

KP : □古書
『強い光はxxxxxxを阻止することができる。xxxxxxは昼間は暗くて涼しい隠れ家に身を潜めているのである。
(掠れて読めない)
犠牲者は吸い取られている感覚、焼けつくような感覚をはっきりと認識しだんだんしぼんで灰色になっていく。
(掠れて読めない)
このようにしてうしなったxxxxxxxxxはその場所を離れないかぎりは取り戻すことができない。 また、この攻撃の影響として、犠牲者は自分の家に精神的に縛り付けられるようになる。精神力が弱まっていくにつれて家に縛り付けられる気持ちがどんどん強まっていき、抵抗できないくらいになる。
(掠れて読めない)
最後に、xxxxxxは自分の一部を集中させて固体化させることができる。』

 

佐伯 圭人 : 「長良さんこの家に縛り付けられてるのかな...」

佐伯 圭人 : 棚も見ます

 

KP : ・棚
〈目星〉

佐伯 圭人 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 100 > 致命的失敗

佐伯 圭人 : ???????

KP : wwww

佐伯 圭人 : お祓いしておけばよかった

 KP : まあこれは大丈夫です、なくてもいける

佐伯 圭人 : おけ

KP : 情報は以上です。

佐伯 圭人 : ご飯食べます

KP : もう夕食食べたので、次は睡眠TIMEです。

佐伯 圭人 : 食いしん坊だったわ

佐伯 圭人 : 寝ます

KP : おやすみなさい。

 

KP : sRESB(17-15) (1d100<=60) > 71 > 失敗

KP : s1d6 (1D6) > 2

 

〇伍日目・朝


以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : CCB<=85 【アイデア(1D100<=85) > 77 > 成功

KP : 貴方は昨日目にした古書が気にかかる。『強い光』とはなんだろうか。暗くて涼しい隠れ家から「あれ」を追い出すにはどうすればよいだろうか。

佐伯 圭人 : 俺が光になる...!

KP : その意気やよし

佐伯 圭人 : 呪文を会得するぜ

KP : 朝と昼消費しちゃうけどいいですか?

佐伯 圭人 : いいです

KP : では何の呪文の会得にチャレンジしますか?

佐伯 圭人 : 天候をかえる呪文!

KP : 〈INT*3〉をどうぞ。

佐伯 圭人 : CCB<=51〈INT*3〉 (1D100<=51) > 37 > 成功

佐伯 圭人 : よしゃ!

KP : おおお~

佐伯 圭人 : 乱数調整が効いたな

KP : では貴方は【天候を変える】呪文を会得しました。

佐伯 圭人 : テッテレー!

佐伯 圭人 : 呪文使いたいです

KP : 何の天候にしたいですか?

佐伯 圭人 : 晴天!!!!!!!

KP : するにはですね、なんとMPを10消費します。

佐伯 圭人 : え~~~~やば~~~~ぶっ倒れちゃうなあ

佐伯 圭人 : 物置にMPがつまったアイテムとかおちてへんかなあ()

KP : 長良に交渉してみてもよいです。

佐伯 圭人 : ふむ

佐伯 圭人 : ご飯食べます!

KP : はい!

 

KP : 居間に向かうと彼がいる。

長良 藤彦 : 「お。来た。昼ご飯食べないから、いらないのかと思ってた。夜ご飯出来てるけど、食べる?」

佐伯 圭人 : 「た、たべます!」

長良 藤彦 : 「どうぞ。今日は豚の生姜焼きね」

佐伯 圭人 : 「いただきます」

長良 藤彦 : 「はぁい。いただきます」

佐伯 圭人 : 「あ...あの...長良さん...」

佐伯 圭人 : 「このあたりってずっと天気悪いですよね」

佐伯 圭人 : 「なんか理由とかあったりするんですか?」

長良 藤彦 : 「そういう地形だからじゃないの? 知らないな」

佐伯 圭人 : 「で、でも...ずっと天気悪いと気がめいりませんか?」

長良 藤彦 : 「ここに慣れてるから、かえって俺は落ち着くけど」

佐伯 圭人 : 「俺は気がめいります!もう家に帰っちゃおっかな~って思います!」

佐伯 圭人 : 「だから...お願いがあるんですけど...」

長良 藤彦 : 「なに?」

佐伯 圭人 : 「おれ、天気を操る呪文を見つけたんです。これ明日二人でやりませんか?呪文って言っても歌みたいだから気分転換にもなるかも」

長良 藤彦 : 「ああ。懐かしいな。そんなの見つけたんだ」

佐伯 圭人 : 「長良さんも知ってるんですか?」

長良 藤彦 : 「まあ。使えるけど」

佐伯 圭人 : 「じゃあ...!明日一緒にやってください!!」

長良 藤彦 : 「わかったよ。そんなに必死にならなくても」

佐伯 圭人 : 「あ、ありがとうございます...!!」

佐伯 圭人 : 「明日絶対ですよ!約束です!」

長良 藤彦 : 「わーかったよ。変なの」

佐伯 圭人 : 「へへ...」にこにこ

 

〇伍日目・夜

 


以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

 KP : 自室の押し入れみてみます

KP : ◇貴方の部屋
・押し入れ
ごく一般的な押し入れだ。開けば来客用であろう、若干くたびれた布団が二組入っている。
〈聞き耳〉

佐伯 圭人 : CCB<=25 【聞き耳】(1D100<=25) > 94 > 失敗

佐伯 圭人 : 25はでないか~~~

KP : 残念!でも、大丈夫かな

佐伯 圭人 : じゃあねます!

KP : おやすみなさい。

 

KP : sRESB(19-15) (1d100<=70) > 83 > 失敗

KP : s1d6 (1D6) > 2

 

KP : sCCB<=85 【エサにする】 (1D100<=85) > 37 > 成功

KP : s1d6 (1D6) > 2

 

〇陸日目・朝

 

以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

佐伯 圭人 : 長良さんと呪文を使います

KP : はい!

 

長良 藤彦 : 「おはよ~…。なんだっけ、呪文? つかうの?」

佐伯 圭人 : 「おはようございます...!そう、そうです!晴天にしたいんです!」

長良 藤彦 : 「わかった。じゃあ庭に出ようか」

佐伯 圭人 : 「はい!」

 

KP : 庭に出る。外はやはり霧がかっていた。

佐伯 圭人 : 「相変わらずの天気だなあ......」

佐伯 圭人 : 「じゃあ呪文試してみましょうか!」

長良 藤彦 : 「圭人くんできるの?」

佐伯 圭人 : 「やったことないですけど...大丈夫だとおもいます...!」

KP : MPが10必要になります。また、彼に交渉する(RP/技能)こともできます。

佐伯 圭人 : 「せっかく一緒にやるんで半分ずつやりませんか」

長良 藤彦 : 「合唱ってこと? いいよ」

KP : 貴方と彼が3分ほど呪文を歌うように唱える。すると、霧がかった視界に光が差す。晴天だ。

 

長良 藤彦 : 「30分くらいは晴れるんじゃないかな」

佐伯 圭人 : 「やった...!晴れました...!」

長良 藤彦 : 「うん。腕がいいね」

佐伯 圭人 : 「やっぱり天気がいいほうが気分がいいですね」

長良 藤彦 : 「ふーん。俺は、いつもの湿った天気の方が好きだけど。」

佐伯 圭人 : 「絶対そんなことないですよ!ずっと長くいるから感覚がマヒしちゃってるんですよ!きっと!」

長良 藤彦 : 「まあ圭人くんが嬉しいならいいけど。乾燥してると山火事とか起きそうだしさ。この辺、山多いし」

佐伯 圭人 : 「確かに山火事はいやですね...」

長良 藤彦 : 「でしょ。……広がるの早いって言うし」

佐伯 圭人 : 「あの...長良さん...せっかく天気もいいことですし、一緒に山から下りて買い物にでも行きませんか...」

長良 藤彦 : 「……帰りたいの?」

佐伯 圭人 : 「違います。長良さんとお出かけしたいだけです」

長良 藤彦 : 「そっか。うん…それもいいかもね。いつか行こう」

佐伯 圭人 : 「俺はいつかじゃなくて今日!今すぐ行きたいです!」

佐伯 圭人 : 「俺と出かけたくない理由があるんですか...?」

長良 藤彦 : 「今日はやめない? 呪文って結構疲れるんだ。圭人くん、倒れるかもよ」

佐伯 圭人 : 無理やり引っ張って連れていくことはできますか?

KP : 家から出そうとするなら、彼は全力で抵抗するだろう。

佐伯 圭人 : STR対抗とかでもむり?

KP : そうねえ。難しいかな。

佐伯 圭人 : なるほど

佐伯 圭人 : 「じゃあもし俺が一人で行くって言ったら長良さんは止めますか?」

長良 藤彦 : 「……無理強いはしない」

長良 藤彦 : 「鳥のように、飛び立ちたいと願う自由もあれば、巣ごもって、誰からも邪魔されまいと願う自由もあるから」

長良 藤彦 : 「この家が害されないなら、俺はあんたの意思を尊重するよ」

佐伯 圭人 : 「......じゃあもし俺がこの家を害すとしたら...?」

長良 藤彦 : 「………それだけは、見過ごせない」

佐伯 圭人 : 「そんなにこの家大事ですか...?ほんとうはおじいさんの形見のお家じゃないんですよね...?」

長良 藤彦 : 「そうだよ。だけど、俺はこの家しかない」

佐伯 圭人 : 「今は俺がいますよ...友達...になるんですよね...?」

長良 藤彦 : 「……はは。じゃあ、ここで一緒に暮らそうよ」

 

佐伯 圭人 : もし山を焼き払う場合火をつけるものを探しに行けますか?

KP : いいですよ。貴方は探索した箇所でいくつか火種になるものを見ているので、取りに戻ることもできます。

佐伯 圭人 : 無言で火種を取りに行きます

KP : では貴方は彼を置いて庭を去る。彼は何も言わずに貴方の背中を見ていた。

KP : 貴方は玄関に戻る。そこにはマッチがある。
そして物置に向かえば、灯油缶がある。

佐伯 圭人 : マッチと灯油を持ちます

KP : どうしますか?

佐伯 圭人 : 「俺は......おれは...」

佐伯 圭人 : やっぱり燃やせません

佐伯 圭人 : 持ってた灯油とマッチをその場に落とします

 

〇陸日目・昼



以降貴方は探索をすることになる。
同時に、以降貴方はすきなタイミングで帰ることができる。

KP : 帰りますか?
残りますか?

佐伯 圭人 : 残ります

KP : 分かりました。

KP : 貴方はこの家で過ごしてゆくと、そう決めた。
それは彼へのなんらかの情が所以かもしれないし、単純にこの家を気に入ったからかもしれない。あるいは、この家を出てから、『これまでの日常』へ帰ることが嫌であるとか。

とにかく、貴方はこの家に残ると、連綿する生活をこの異様な、しかし穏やかな家で営むと、そう決めたのだ。ほかでもない貴方の意思で。それは数奇酔狂であると言われるかもしれない。けれど、ここにいるかぎりそんな言葉が貴方に降りかかることはない。

KP : ふと視線を移せば、貴方の視界には彼がいた。いつもの穏やかで、どことなく温度の薄い笑みを浮かべて。

長良 藤彦 : 「ここに、いてくれるの」

佐伯 圭人 : 「俺もここが気に入っちゃいました」

佐伯 圭人 : 「さみしそうな長良さんおいて帰れないし」

長良 藤彦 : 「ここで行われていることを知っても。あんたに『お手伝い』してもらうこともあるかもしれないけど。いいの?」

佐伯 圭人 : 「それは...約束はできません......でも......おれは長良さんといっしょにいたいなって思いました」

佐伯 圭人 : 「それだけじゃだめ...ですか?」

長良 藤彦 : 「あんたも感じてるんじゃないの。吸魂をしないとこの家にはいられないって」

佐伯 圭人 : 「俺は別に死んだっていいんです。長良さんを置いて出ていけない...んで...」

佐伯 圭人 : 「目の前で失うくらいなら自分が死んだほうがましです」

長良 藤彦 : 「俺もあんたに死んでほしいわけじゃない……」

佐伯 圭人 : 「はは...でも一緒に出て行ってはくれないんでしょう?」

長良 藤彦 : 「……俺はここにいたいから」

長良 藤彦 : 「選んで。ここで俺と生きるか。帰るか」

佐伯 圭人 : 「選ばないってのはなしなんですか?長良さんは一緒に降りようって俺のわがままは聞いてくれないのにどっちか選べって長良さんのお願いは聞かなくちゃいけないんですか?」

佐伯 圭人 : 「飛び立つのも巣篭るにも自由なのにここで死ぬ自由は選ばせてくれないんだ?」

長良 藤彦 : 「……わかった」

長良 藤彦 : 「きっと、これでよかったんだね。……ほんとうに」

佐伯 圭人 : 「そうですよ...よかったんじゃないかな...」

KP : 彼は貴方の言葉に笑みでもって応える。死にかけの照明の下のその表情はひどくおだやかで、かつ奇妙な無垢ささえあった。一種ぞっとするような。

 

KP :貴方はこの家で過ごしてゆくと、そう決めた。

 

KP : 貴方は日に日に衰弱していく。そんな貴方の横には、彼がいる。

KP : 貴方が望めば、下山をしてスーパーなどに同行する。その時、彼がなにを攫ってきても、貴方に咎める力はないが。

佐伯 圭人 : 行かないです

KP : 分かりました。

KP : 異様だ。異様だが、貴方たちにとっては穏やかな日常が流れる。数日、数週間、あるいは数時間の後。貴方の身体はとうとう限界を迎える。

長良 藤彦 : 「圭人くん。おはよう。……もう、動けないの」

佐伯 圭人 : 「はあ...長良さんとの生活結構楽しかったなあ...俺ずっと友達いなくて...今は一人暮らしだったからほとんど毎日しゃべる相手もいなくて...」

佐伯 圭人 : 「だから攫われたときついてきちゃったのかもしれないですね。おかしいですよね。誘拐犯におとなしくついていくだなんて」

佐伯 圭人 : うわごとのようにぽつりぽつりしゃべります

長良 藤彦 : 「うん。……うん」

佐伯 圭人 : 「今日まで...楽しかったです...ありがとうございました」

佐伯 圭人 : わずかに微笑みます

長良 藤彦 : 「……おれも。ずっとひとりだったけど。圭人くんが横にいてくれてうれしかった。ああ、でもあんたは……」

長良 藤彦 : 「……ありがとう。あんたがいてよかった」

KP : 貴方は望む。抗えない崩壊の魅力が貴方を支配している。貴方は灰になることを望む。
いまは形ある貴方の虚しさもいずれ、灰になることで、そのいちぶになることで解消される。貴方はその恍惚を思う。
笑いが、しぜんに吹きこぼれてくる。『希望』について、沈黙を守ることはできても、その心のたかぶりを隠すのは、やはり難しかった。

KP : 彼が貴方のそばにそっと寄り、目をのぞき込む。

KP : そうして貴方の腕を掴んだ。やけに白く陶器のように温度のなさそうな手のひらはしかし、やや低い体温を貴方に移し、境界のあいまいになるその感覚がむしょうによろこばしかった。

彼はわかっているとでも言いたげに貴方の腕を引き、そっと力を込めた。

長良 藤彦 :「……またね。願わくば、灰に」

KP : 瞬間、貴方には明確な喪失が訪れた。なにかが確実にうしなわれる感覚。
視界がぼやけたのは、きっと涙のせいであった。
そうして貴方は、灰になった。

 

 

エンドロール :    Call of Cthulhu
  『灰になってよかった』


  KPC:長良藤彦
  PC:佐伯圭人


 END1 灰になってよかった
    探索者ロスト

 

 

 

 

 

 

 

 

シナリオはここで終了ですが、ここからすこし私たち独自のEDがあります。

閲覧の際は注意してください!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 KP : わたしは今から佐伯くんを失ったショックによるSAN値チェックをしようとしています

佐伯 圭人 : やめて!!!!!!!!!!!!!

佐伯 圭人 : 佐伯はそんなこと望んでないわよ!!!!!!!!!!!!

佐伯 圭人 : 悪魔のKPや

KP : 見たくなければやめる!!

佐伯 圭人 : いやでもSAN削られるくらい好かれてたってことでしょ?

佐伯 圭人 : していいよ

長良 藤彦 : 1D100<=6 正気度ロール (1D100<=6) > 41 > 失敗

長良 藤彦 : 1d8 (1D8) > 7

佐伯 圭人 : あ~~~~~~~~~~~~~~

KP : ………、

佐伯 圭人 : 救われないなあ

system : [ 長良 藤彦 ] SAN : 6 → -1

佐伯 圭人 : どっちも救われなかった

佐伯 圭人 : でも佐伯にとってはこれが最良だったんだよ

 

KP : 彼は貴方を吸った。そして、灰にした。
視界がゆがむ。彼は、貴方は。彼の、貴方の向かう先は。


……は静かに微笑む。そうしてすべてが灰になった。


END7 灰になれてよかった
探索者、KPC両者ロスト